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裏側ヒュースケン

2008/06/14 Saturday

[]ドラマ監査法人

14日にNHKでドラマ「監査法人」がやっていたんですけど、皆さんごらんになりましたかね。笑いどころは一切なく、重く暗い滑り出し。古畑と相棒に裏番組を取られるあたりも重い。

粉飾とか接待の現場って居合わせたことがないのですが、監査部2年目の新人の目から見た感じ、演出6割事実4割くらいかなと(ほめてます)。ドラマってこうやって作るのか、などと感心。ただ、会社に黒塗りのハイヤーで乗り付けることはありませんし、クライアントの幹部が空港まで出迎えに来ることもありません(会社の会議室にあいさつに来ることはあります)。会計士が2人だけで半日で監査が終わることもありえません(前年まで中身もろくに見ずに意見を出していたことを示すためなのかもしれませんが)。

粉飾をはじめとした不正を発見することって、見ないふりをすればとりあえず何事もなかったことになるところを「波風を立てる」ことだと思います。有り体に言ってしまえば、これまでより面倒な事を起こすことになるわけですね。クライアントにとっても、もちろん監査法人の側も。それでもなお不正を指摘することにいかなる正義があるのか。会社が倒産するのは経営が良くなかった(粉飾してしまったことを含め)ためであり監査法人のせいではない、という教科書通りの理屈をどのくらいの人が理解してくれるのか。発覚した粉飾の隠蔽工作中に作業員が命を落としたら、それは誰の責任なのか。要所要所にリアルな人間(の死)の存在を置くことで、理屈だけで片付けられないようになっています。

まあ、スタッフ2年目の実際の仕事とはほとんど関係のない内容なのですがね。けっこう面白いですよ。数字はほとんど出てきませんので、興味がある方は見てみてください。