Hatena::Groupwiredlife

裏側ヒュースケン

2008/05/13 Tuesday

[]三菱東京UFJ

先週くらいにシステム統合をずっと追っている人の記事を読んだ。いわく、「大きいトラブルは絶対起きないし、小さいトラブルも起きるとは考えにくい。しかし、マスコミはどんな不具合でも『システム統合初日からトラブル』と煽り立てるだろうし、引責問題も引っぱり出してくる」とのこと。昨日が初日だったのですが、その通りになっていて面白い。

三菱東京UFJ銀行、新システム初日に障害-セブン銀など7機関で取引不成立

三菱東京UFJ銀行は12日、提携先のセブン銀行の現金自動預払機(ATM)で、旧東京三菱銀行の店舗で発行されたキャッシュカードでの取引ができなくなる障害が発生したと発表した。

同日、三菱東京UFJ銀の約670店舗のうち、旧東京三菱の店舗約250店で新システムを稼働させたが、10件以上通帳の未記入がある顧客に対して出すメッセージの中の文字コードが、セブン銀で受け付けられなくなっていたことなどが原因。11時55分ごろには復旧し、約2万件の取引ができなかった。

このほか、同日から旧東京三菱店での入金サービスを開始する予定だったゆうちょ銀行、岡三証券、日興コーディアル証券泉州銀行、大正銀行、中京銀行の顧客についても、ATMでの入金ができなかった。

↑書かれていないけど、「このほか~」に該当するのは200件。

三菱UFJ接続障害 難関のシステム統合/行政処分に発展も

5月13日8時2分配信 産経新聞

 三菱東京UFJ銀行の新システム移行でトラブルが発生したことは、統合作業のずさんさを露呈した。同行は旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行のシステムの完全統合を最大の経営課題と位置づけ、作業を進めてきた。しかし、トラブルは担当した技術陣の“死角”を突く形で発生。提携金融機関の顧客も巻き込み、統合作業への金融界や消費者の懸念を増幅させた。今後もトラブルが続けば、同行に対する信頼が低下し、顧客離れにつながる可能性も否定できない。

 「提携金融機関のシステムを把握しきれていなかった。このため、テスト段階では想定していなかったトラブルが起きた」。三菱東京UFJ銀では、今回の事態を招いた一因に、同行の見通しの甘さがあったことを率直に認める。

 システム統合の投資費用は総額3300億円。昨夏のピーク時には国内のシステム技術者の約2割に当たる6000人が携わり、世界の金融界でも異例の大規模プロジェクトとされる。

 大手銀行グループでは、平成14年のみずほフィナンシャルグループのシステム統合時に大規模なシステム障害が起き、口座振替や公共料金の引き落としなどに大きな混乱が生じた前例がある。

 このため、三菱東京UFJ銀では慎重に統合作業に取り組んできた。統合時期の延期に加え、障害が起きても最小限で食い止めるため、旧東京三菱銀の店舗と旧UFJ銀の店舗に分け、今年12月までに段階的に新システムに移行する計画を立てた。2~4月には、取引が集中した状態でもシステムが正常に動くかなどをテストする全店リハーサルも実施した。

 しかし、入念な準備を行ったにもかかわらず、新システム移行の初日から障害が発生。他の金融機関の顧客にも影響が広がり、三菱東京UFJ銀への批判は避けられそうもない。再発は許されないだけに、同行のシナリオに誤算はないかチェックを迫られるのは必至だ。

 また、今年4月1日に就任した永易(ながやす)克典頭取は副頭取時代からシステム統合の陣頭指揮をとってきたため、今後も利用者の不安を増幅させる事態が続けば、求心力の低下を招く恐れもある。

 一方、今回のトラブルを受け、金融庁は銀行法に基づき三菱東京UFJ銀に原因や再発防止策などについての報告を求める方針だ。同庁は、年初からシステム統合について集中的に検査するなどして、トラブル発生を未然に防ぐよう求めてきた。だが、それでもなお障害が発生したことを重視しており、行政処分に発展する可能性もある。(本田誠)

↑「ずさんさを露呈」「今後も続けば」「チェックを迫られるのは必至」「求心力の低下を招く恐れ」「発展する可能性も」と。ほんとに書き立てるんだな。

慣れないマスコミ批判などしてみました。こえー。

hanagetanakahanagetanaka2008/05/15 05:13あえて反論(?)すると、
専門性の高いものに対する恐怖が裏にはあると思う。

自分が理解できないものに対する恐怖感。

ただ、その恐怖感を批判するのは、お門違い。
その記事を書いている人がどんあ人かは知らないけれど
流通してしまう言説に対して
何も闘ってない印象を受ける。
(もちろん、それは印象論でしか無いんだけど)

多くの人に情報を伝えるのがマスコミだとするなら、
専門家こそが、
「こんな話は理解されないだろうな」
なんて思わず、積極的に発言するしかない。

それが茨の道だとしても。